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開催日 2004/06/26
コンディション 晴れ/市原臨海競技場
試合名称 Jリーグ1stステージ 清水vs市原
試合結果 清水1−1市原

 
背番号 ポジション 選手名 評価 背番号 ポジション 選手名
16 GK  西部洋平 6 17 GK  櫛野 亮
11 DF  森岡隆三 6.5 3 DF  斎藤大輔
2 DF  斉藤俊秀 6.5 5 DF  ミリノビッチ
17 DF  鶴見智美 5 4 DF  茶野隆行
22 MF  太田圭輔 6 2 MF  坂本將貴→山岸(61分)
7 MF  伊東輝悦 5 7 MF  佐藤勇人
27 MF  村松 潤→澤登(69分) 5 6 MF  阿部勇樹
6 MF  平岡直起 5.5 11 MF  村井慎二
8 MF  アラウージョ 6 22 MF  羽生直剛→工藤(81分)
15 FW  久保山由清→高木純(76分) 5 18 FW  巻 誠一郎→林(65分)
9 FW  北嶋秀朗→平松(60分) 5 13 FW  サンドロ
    控え選手名       控え選手名
20 GK  黒河貴矢   30 GK  岡本昌弘
19 DF  和田拓三   20 MF  工藤浩平
14 MF  高木純平 6 15 MF  中島浩司
10 MF  澤登正朗 6 16 MF  山岸 智
13 FW  平松康平 6 9 FW  林 丈統


 早いもので、もう04年のファーストステージも最終節。
 歳を重ねる毎に、月日が流れるのは早いです・・。。 ハァ。

 ラストマッチは、今季まだ一勝も挙げられていないアウェイでの試合。それもナビスコ杯も合わせて早くも3度目の対戦となる相手、ジェフ市原だ。
 ”走る”チームとして、言ってみれば今季の清水建て直し策における、コンセプトの一つの参考的モデルケースともいえるジェフのサッカーは、やはりこれまで数度対戦してきた感想を述べてもやっぱり侮れない。
 清水はこの試合も前節同様のスタメンで臨む。
 負傷から完全に復帰できない杉山の位置には、このところまずまずのパフォーマンスを見せる村松が継続的に起用され、左サイドにも守備面を評価された平岡がスタメンを張った。
 対するジェフの方は、負傷でマルキーニョスを欠いた以外は、今季久々にベストメンバーが揃った。

 それにしても、この日は暑かった
 しかも、ただ暑いというわけではなく、湿気が混ざって”うだる”ような暑さと表現するのに相応しいコンディション。
 実際、それは試合にも大きく影響したね。
 序盤から、双方ともあまりダイナミックな動きに欠ける、少々つまらないサッカーを見せる。
 全体をコンパクトに保ち、パスを繋ごうとするものの、パスミスが多く、中盤での潰しあいのような形で、あまりチャンスが生まれない展開。
 この試合でも、内容の良かった前節東京V戦を意識してか、やはりハーフウェーライン付近にボールが入るまでは積極的にはプレスに行かないで、最終ラインは高く保ち、全体をコンパクトに保つサッカーは踏襲された感じではあったけれど、暑さの影響もあってか、ハーフウェーラインより自陣側にボールが入っても、前節のような玉際での厳しいチェックという点では、ちょっと物足りない。
 縦パスへのアプローチも少し遅れ気味で、やはりこの暑さの影響を感じさせる出来だった。
 ただ市原の方も、いつものような運動量は見られず、ミスパスも多かった為トップにボールが入らず、結局効果的なパスの少ないボール回しで、清水DFの前でボールを回すような形が多かった。
 そんな双方とも運動量が少ない中で、高い位置でのアプローチで勝った清水が次第に主導権を握るようになった。
 先制点が生まれたのはそんな時間帯だっただけに、なんとかこの得点を次につなげたかったんだけどね。。
 得点はアラウージョからのCKを、ファーサイドでフリーになった斉藤が打点の高いヘディングで押し込んだものだったけれど、課題としているセットプレーからの得点だっただけに、非常に良かったんだけれど、こういう得点を勝利に結び付けられないところが、清水のまだまだ未熟な部分と言えるだろうな。
 その得点後、中盤での運動量が落ち、また市原が巻を狙ったロングボールでの攻撃に切り替えてくると、次第にジェフペースになってしまい、結果的にこぼれ球をシンプルに裏に出されて、ダイレクトで決められてしまったね。
 このとき、やっぱり暑さで集中力が切れてしまったのか、パスの出し手(サンドロだった気がする)に対して斉藤がアプローチに行ったものの、既に前を向かれており、うまくかわされてパスを出されてしまうんだけど、その時に鶴見が完全にボールホルダーのサンドロの方に気を取られてしまって(いわゆるボールウォッチャー)、同サイドにいた巻に裏を取られてしまっている。
 直接的な問題を言えば、この点が最も問題なんだけど、重要なのは、この時間帯、こぼれ球をことごとく拾われてしまったことにある。
 やっぱりそれは、最終ラインが低く下がってしまったことで、全体が間延びしてしまっていたので、中盤での守備があまり機能しなくなってしまっていたた。それにより、バイタルエリアで相手選手に前を向かせてしまった訳で、そうした点で言えば、当然中盤にも責任があるし、加えて言えば、この日は北嶋、久保山といったトップの選手のところでなかなかボールが収まらず、それが途中からロングボールサッカーに切り替えてきた相手の攻撃を抑えて、全体を押し上げる為の時間が作れなかった要因になっていた訳だから、総合的に考えて、全体がコンパクトに保てなくなってしまった事が、この失点に繋がったと考えられるね。
 正直、この得点を取った後の時間帯は、斉藤・森岡を除いた清水の全員の集中力が欠けていたと言わざるを得ない。
 ジェフの運動量が特別上がったわけでもなかったのだから、畳み掛けるくらいの勢いが欲しかった。
 せっかく、セットプレーからそれほど苦労無く取得した得点だったのに。


 ただし、この日はこの失点を受けた後のベンチワークについては、積極的で冴えていたと思う。
 北嶋のところにボールが収まらなかったことを受けて、フィジカルコンタクトに強く、スペースに流れてボールの受けられる平松を投入し、直後には運動量の落ちた村松に代えてボールキープの出来る澤登を投入。
 この二人の起用によって、前線でボールがキープできるようになり、次第に最終ラインを押し上げる事に成功した。
 個人的な見解を言えば、この二人の投入で終るかとも思ったけれど、この日の”暑さ”というゲームコンディションを考えての久保山→高木純の交代は効果的だったし、実際高木純は前線でボールを受けると積極的に勝負してチャンスメイクをしてみせたしね。
 この時間帯で、何度か決定的なチャンスを作った事は非常に評価できる。
 残念なのはやっぱり決めることが出来なかった事か。
 終盤はジェフも林の投入で、カウンターからチャンスを作るなど、結果的に一進一退のゲームになってしまったものの、後半に関してはある程度期待の持てる内容のサッカーをしてくれたのではないかな。
 前半からどうしてそれが出来なかったのか、という点が本当に悔やまれるね。

 とうとう1stステージ最終戦を終えても、アウェイで勝利を収められなかったことは、無念でならない。
 この日のゲームも勝てるゲームだったと言えるだけに、ツメの甘さという部分では今後も課題として掲げていかなければならないだろうね。
 だって、先制点取っているんですよ??

 得点を挙げたとたんに、貪欲さを失ってしまうようなプレーがいつも見られるのは何故だろう?
 強豪と呼ばれていた頃は、先制点を奪った試合では負ける気がしなかったのにね。

 2ndでは監督がアントニーニョから石崎さんに代わることになったけれど、1stで見つけることの出来た課題を修正して、せめてもう少し上位に食い込めるような基盤を作って欲しい。
 アントニーニョ監督の残した足跡から、プラス要素を考えるとすれば、やはり若手の成長と、オジー/ペリマン体制から崩壊した清水に新たなスタイルの基盤を築いたことだろうか。
 ゼムノビッチ監督、大木監督時代と比べれば、それははるかに前向きなものに感じる。
 また結果的に、アントニーニョ、ジャメーリ、ファビーニョの三人の補強に失敗したフロントではあるけれど、石崎、エルシオ、アラウージョの獲得では、一つの成功を収めていると思うし、このタイミングでの監督交代と、ジャメーリ、ファビーニョの契約解除に伴う韓国代表FWチョ・ジェジンの獲得という即断は、現時点では好意的に受け止められる。
 完全移籍のアラウージョが活躍して、R移籍のファビとジャメの二人が失敗したことは、ギャンブルの要素が強い新外国人選手の獲得という点で言ってみればプラマイゼロと言えるかもしれないし、リスクマネージメントという面では、二人を”完全移籍”では無く”レンタル移籍”で獲得した事で、被害を最小限に止めていると言えるから、マイナス要素だけ見れば痛いけれど、”最悪”では無いしね。

 ナビスコ杯、セカンドステージ、天皇杯とまだまだタイトルは残っているし、今季はある程度諦めていた部分もあるから、足元をきちんと固めることが出来てきたという手ごたえがあるだけに、これからも楽しみに見守っていきたいとは思っています。
 
 課題
 ・集中力
 ・追加点

 光明
 ・DF面での全体の共通認識
 ・交代選手の活躍