| 開催日 | 2004/11/23 |
| コンディション | 晴れ/長居スタジアム |
| 試合名称 | Jリーグ2ndステージ 清水vsC大阪 |
| 試合結果 | 清水1−2C大阪 |
| 背番号 | ポジション | 選手名 | 評価 | 背番号 | ポジション | 選手名 |
| 20 | GK | 黒河貴矢 | 6 | 32 | GK | 徳重健太 |
| 11 | DF | 森岡隆三 | 5 | 5 | DF | ラデリッチ→齋藤(89分) |
| 2 | DF | 斉藤俊秀 | 5.5 | 3 | DF | 柳本啓成 |
| 4 | DF | 戸田和幸 | 5.5 | 15 | DF | 千葉貴仁 |
| 22 | MF | 太田圭輔 | 5.5 | 4 | MF | 布部陽功 |
| 7 | MF | 伊東輝悦 | 5 | 7 | MF | 久藤清一→下村(80分) |
| 31 | MF | 杉山浩太 | 6 | 17 | MF | 酒本憲幸 |
| 14 | MF | 高木純平→村松(89分) | 5.5 | 9 | MF | 古橋達弥 |
| 15 | MF | 久保山由清→北嶋(68分) | 5 | 8 | MF | 森島寛晃 |
| 8 | FW | アラウージョ→平松(63分) | 5 | 10 | FW | 大久保嘉人 |
| 18 | FW | チョ ジェジン | 5 | 20 | FW | 西澤明訓 |
| 控え選手名 | 控え選手名 | |||||
| 16 | GK | 西部洋平 | 22 | GK | 羽田敬介 | |
| 3 | DF | 池田昇平 | 16 | DF | 齋藤 竜 | |
| 27 | MF | 村松 潤 | - | 23 | MF | 下村東美 |
| 13 | MF | 平松康平 | 5.5 | 27 | MF | 苔口卓也 |
| 9 | FW | 北嶋秀朗 | 5 | 11 | FW | 徳重隆明 |
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柏戦から中二日の強行日程なのである。 選手が疲れていないはずは無い。 死力を尽くしてプレーした、あの姿を見てきただけにそれは良く分かる。 ただ、それは言い訳にはならないだろう。 C大阪は、清水よりももっと以前から、”降格”という見えないプレッシャーを受けながら、全ての選手がプレーしてきているはずなのだ。 その点を考えれば、現在のC大阪のおかれている立場は、全ての試合が清水における前節の柏戦と同じ環境という事になる。 だからこそ、”疲れている”は言い訳にしてはいけない。 メンバー的には前節を踏襲し、スタメンは全メンバーが変わらず。 変わった要素を見つけるのならば、まず相手チームと、相手のシステム、そして清水の選手達の持つモチベーションだろう。 要するに、メンバーを固定した事 これこそが、前節と同じスタンスで戦いましょう という監督からのメッセージでは無いのか? しかし、やはり試合になってみると”残留”を手にした安堵感からか、清水の選手達からは、プレーのタイトさ、そして強さに欠ける印象だった。 その傾向は、前半特に顕著に見られた。 確かに、C大阪の前半のプレスは素晴らしかった。 かなり高い位置から積極的にボールを奪いに走り、数人でボールホルダーに対してアプローチ。 そして、ボールを奪取したら簡単だ。 西沢めがけてフィードである。唯一無二の作戦だった。 序盤の清水に見られたのは、妙に余裕を持ってプレーしようとする姿。 相手のしつこいくらいのチェイシングを、うま〜くかわして、いなして、ボールをまわし、前線に運んで浅いラインの裏を突く。 選手達はもしかしたら、そんなスタイルをイメージしていたのかもしれない。 しかし、問題だったのはやっぱり、重要な局面での詰めの甘さだった。 時折清水の選手にありがちな”余裕を持ってプレーする”というスタイルをそれぞれが変に意識して、楔のパス等の”必ず厳しく行かなければならない局面”においても、悪い意味で余裕をもってしまい、寄せが甘くなってしまう現象が、この試合でも見られたように思う。 この試合の前半は、なんだか2ndステージの東京V戦における清水の選手達の守備意識(東京V戦感想参照)を再び見ているようで歯がゆかった。 結局失点の仕方というのも、それに伴うように悪い形での失点だった。 1点目は、清水の右サイドに流れた大久保に入ったボールを、中に走りこんできた工藤に簡単に捌かれ、それをダイレクトに決められた形。 2点目は、西沢を狙ったボールを森岡が一旦はブロックし、そのままヘディングで太田に出したパスを再び奪われ、芸術的なボレーシュートを決められてしまった形。 この両方に言えることは、単純なのだ。 ロングボール一本から始まっているという事。 それはどういう事かと言えば、中盤やトップにボールが入った際に、清水最終ラインは、それでも積極的にラインを押し上げようとプレーしていたのだ。(押し上げる意図というのは、当然コンパクトにプレーするためだろう) その裏をうまく使われた というそれだけの事なのだ。 その押し上げるタイミングや、カットされた後の最終ラインの準備、そして前半のC大阪の運動量豊富なアタッカー陣のフリーランニングのボリュームも考慮すべき要素には挙げられるのだろうけれど、その押し上げたタイミング等をうまく突かれて、C大阪の最終ラインやボランチ等から、単純に西沢に競り合わすだけのボールが次々と入ってきた。 その競り合い、及びその後の対応といった部分で、ことごとく負けてしまった森岡の対応にも少々残念な印象は受けるものの、それ以上に最終ラインと中盤、そして前線との守備意識が統一されていなかったのが浮き彫りになって見える。 例えば、”最終ラインが押し上げる” という事一つにしても、この試合では無理やり押し上げようとしていたように見えるのだ。 それはどういうことか? 要するに、中盤の選手がもっと前からプレスを掛けてくださいね、という最終ラインからの伝言なのではないのか? 本来、中盤でもう少しプレスが掛かりさえすれば、勇気をもって押し上げをした最終ラインも報われるというもの。 やっぱり、全体がコンパクトに保てる訳だし、それぞれの距離が近く、守備もしやすいはずなのだ。 それが、中盤できちんとプレスが掛からなかったというのは、なぜか? それは、C大阪がロングボールサッカーを主体として攻撃してきた為、セレッソの中盤以下の選手は、簡単に長いボールを放り込んでしまい、プレスに行きかねる状況だったのではないのかな。 ただし、ロングボールの出所である選手に対して、プレスが掛からなければ、いつになったって高い位置でのボール奪取は出来るわけが無い。 結局のところ、守備の連動という問題以前に言えることは、連動する前の段階において、それぞれの局面で負けてしまっていたという事になってくるのだろう。 DFの選手はDFの選手で、楔のボールやロングボールに対する準備の点でアバウトだった。 中盤及び前線の選手は、ボールの出所となる選手に対するプレスが甘く、結果的に簡単にロングボールを放り込まれるキッカケとなった。 そうした、ちょっとした場面場面で、後手を踏むことが重なれば、当然ながら最終的に導き出されるものはやっぱり失点なのだろう。 前半終了間際に、珍しくセットプレーから得点を挙げたものの、後半に入って運動量が落ち、明らかに中盤にスペースが出来たセレッソ相手に、やはり効果的な攻撃が出来ず、崩しきれなかったその様子は、無念としか言いようが無かった。 終了間際にはリードを守る為に、時間稼ぎをすべくチーム全体として必死になったセレッソ。 北嶋を投入し残り少ない時間帯でハイボールで勝負という場面でさえも、中盤でスペースを作ってショートパスをつなごうとしていた清水。 その対比のコントラストが、モチベーションの差、そしてこうした試合(清水にとっては消化試合)になってしまってからの選手個々のメンタル、判断に差が出たなとしみじみ実感する内容となってしまった。 モチベーションを挙げられなかった監督。 前節と同じシステム、戦術でも、客観的な姿勢の部分で明らかにダウンした選手。 いずれかを否定することは簡単だけれど、そんなことで今シーズンを終わらせないで欲しい。 来季につなげる試合を、最終戦までに期待します。 課題 ・モチベーション ・ロングボール対策 ・出足の悪さ ・スロースターター 光明 ・杉山 |