| 開催日 | 2004/05/29 |
| コンディション | 曇り/日本平 |
| 試合名称 | ナビスコ杯 予選ホーム 清水vs市原 |
| 試合結果 | 清水3−2市原 |
| 背番号 | ポジション | 選手名 | 評価 | 背番号 | ポジション | 選手名 |
| 1 | GK | 真田雅則 | 6 | 17 | GK | 櫛野 亮 |
| 11 | DF | 森岡隆三 | 6 | 3 | DF | 斎藤大輔 |
| 2 | DF | 斉藤俊秀 | 6 | 6 | DF | 阿部勇樹 |
| 17 | DF | 鶴見智美 | 6 | 24 | DF | 結城耕造 |
| 22 | MF | 太田圭輔 | 5.5 | 16 | MF | 山岸 智 |
| 7 | MF | 伊東輝悦 | 6 | 7 | MF | 佐藤勇人 |
| 27 | MF | 村松 潤 | 6 | 2 | MF | 坂本將貴 |
| 14 | MF | 高木純平→和田(64分) | 5.5 | 11 | MF | 村井慎二→中島(45分) |
| 8 | MF | アラウージョ→平岡(89分) | 5 | 22 | MF | 羽生直剛→工藤(71分) |
| 9 | FW | 北嶋秀朗 | 5.5 | 8 | FW | マルキーニョス→林(45分) |
| 15 | FW | 久保山由清→平松(75分) | 7 | 13 | FW | サンドロ |
| 控え選手名 | 控え選手名 | |||||
| 16 | GK | 西部洋平 | 1 | GK | 立石智紀 | |
| 6 | DF | 平岡直起 | − | 15 | MF | 中島浩司 |
| 19 | MF | 和田拓三 | 5 | 20 | MF | 工藤浩平 |
| 13 | MF | 平松康平 | 5.5 | 18 | FW | 巻 誠一郎 |
| 26 | FW | 阿部文一朗 | 9 | FW | 林 丈統 |
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このところリーグ戦では、善戦するも結果が出ず、全体としてのムードも少々低調気味の今日この頃。 そんな折、日本代表の欧州遠征と相まって、Jリーグは少しの期間を中断し、その間にナビスコ杯の予選を消化するスケジュール。 清水にとっては、フル代表では選手が選出されていないという、不名誉な状況ではあるものの、逆算的には有利な状況でナビスコ杯を戦える、願っても無いチャンスでもあるんだよね。 試合前時点で、ナビスコ杯予選C組に所属する我らがチームは、アウェイでのジェフ戦に惨敗した結果が響いて、現時点で1勝1敗の得失差による3位という実績。 リーグ戦の1stで望めないタイトルを考えると、まだまだ可能性のあるこのナビスコ杯では、なんとしても良い戦いを収めたいものだ。 システムは、U-19代表に選出された杉山が不在ということもあって、神戸戦でボランチとして出場した村松がその位置に入り、U-23代表選出で試合に出場した黒河が入っていたGKのポジションには、疲れを考慮してかベテラン真田が代わって今季初先発することとなったね。 さて、試合内容はといえば、全体的にジェフが主導権を握る試合だった。 にも関わらず、勝利したのは我々エスパルスだったんだよね。 サッカーはやっぱり面白いもので、ボールポゼッションの高いチームが一概に勝つとは言い切れないんだよね。 それでは、どうして清水が勝利をモノにしたのか? 要因としては、やっぱり重要な先制点を早い時間にあげることが出来たことが一つ言えるだろう。 この先制点、どんな形から生まれたかといえば、アラウージョのCKをニアに入った鶴見が逆サイドのネットへヘディング とただ単純にそれだけなんだよね。 要するにセットプレーからの得点というわけだ。 このところ、なかなか得点が奪えず苦しんできた清水だけど、セットプレーというチャンスを充分に活かしきれていなかったという事については、過去にも触れてきたけれど、実際うまくハマればすぐに1点なんて入ってしまう、ということの例にも使えそうな得点だ。 やっぱり、セットプレーはキッカーがフリーでボールを蹴れる場面な訳だから、流れの中よりは精度の高いボールが見込める。 それだけに、その他の選手との連携をきちんとして、今回のように得点に結びつけて欲しいもの。 これまでは、本当に単純にボールを失ってカウンター というように、チャンスどころかピンチを招く材料にもなりかねない感じだっただけに、久々にこうしてチャンスを得点につなげられた事は単純に評価できる。 攻撃・守備の両面で、斉藤、鶴見の二人は高さという点で有効なだけに、もっとセットプレーの際にはうまく使っていきたいところだね。 このゲームは、清水、市原とも最終ラインを浅めに保ち、非常にコンパクトなエリアでゲームは展開したけれど、この先制点以降の清水は、プレスからのボールカットのチャンスをうまく繋げず、そのパスミスから度々ピンチを招いた。 せっかく先制点を挙げたにも関わらず、そのあたりがとても残念な印象を受けた。 ・・・というのも、せっかく市原がある程度前掛かりになってきている時間帯だっただけに、その浅いラインの裏をもっと簡単にうまく突ければさらにチャンスを作れただろうし、逆にその時間に”早い攻撃”をすることを焦っての雑なパスミスが増えてしまったのは、やっぱり勝ちなれていない証拠かな、と思えた。 せっかくキープしたボールを、前に早く運ぼうと急ぎすぎてしまった感じ。 特に、左サイドの純平やアラウージョのところでの連携にミスが多く、安易なパスミスからカウンターを招いたことについては、今後反省していかなければならないだろうな。 その後、リスタートからのクロスに太田が合わせたシュートのこぼれ球を久保山が詰めて追加点を奪えた とは言え、ちょっとリスキーではあったね。 先制点を奪ってからは、もっと落ち着いてボールを回し、フリーな選手がボールをもった場面から攻撃を早くする といったように、多少リズムに変化をつけても良かったように思えた。 それが、ジェフにお付き合いしたように、早い攻撃の応酬となってしまった事については、先制点、そして追加点を挙げていたからこそ良かったものの、ヘタをしたら物凄いシーソーゲームにしてしまう危険性を伴っていたと思う。 もちろん、「全て遅攻にしろ」 というのではなくって、結果論としてそうした素早く前への意識があったからこその追加点だったのかもしれないけれど、強いチームであれば、もっと早いリズムと遅いリズムの使い分けが出来ただろうな、と思う訳です。 後半に入ると、また序盤にセットプレーのチャンスを活かし、アラウージョのショートコーナーから、太田のクロスに久保山が合わせた形で得点し、3点目を奪い、これで勝利を期待したことは間違い無い。 がしかし、そこからジェフの攻勢が始まってくるんだよね。 後半から投入された林に、最終ラインのエリアで前後左右に走りまわられ、少しペースを乱されたところに、中盤からの佐藤の飛び出しやサイドチェンジなどで、スタミナの切れてきた清水を攻め立てる。 清水も、カウンターから何度か反撃をするけれど、この日はアラウージョのドリブルに今ひとつキレが無く、カットされる場面が目立ち、決定的な場面にはなかなか持ち込めなかった。 逆にそこからの”カウンターのカウンター”でピンチを招いたことは言うまでも無い。 カウンターの際に、最終ラインがラインを押し上げようとしている時に奪われるのが、カバーリングの難しさという点で最もピンチを招く。 やはり、リーグ戦の大分戦でも同様のことが言えるけれど、この日のジェフも非常に浅いラインを保ちコンパクトなサッカーをしてくるチームなだけに、双方ともパスミスが多いのだけれど、市原に比べ清水はそれがカウンターの際などに生まれてしまう事が多く、それも中盤での横パスやショートパスのミスということで、ピンチに直結してしまっている。 最終的に、2点を奪われなんとか逃げ切った形での勝利にはなったものの、もっと余裕を持って戦っても良い試合ではなかったのかな。 試合中、遅延行為でイエローカードを受けながらも真田が時間を掛けて、ゆっくりとプレーをしようとしていた場面などが、状況をよく表していたし、この試合においての重要なプレーの象徴だったと思う。 全体的に、若い選手はやっぱり攻めるときは攻める といった感じでがむしゃらにプレーするケースが目立っていたけれど、この試合はそのあたりをもっとうまくやらないといけないという、一つ教訓とできるゲームであってほしい。 逆に言えば、そうした事を理解したベテラン(真田・斉藤・森岡・伊東 等)と、攻撃の時早く攻めたい若手(太田・和田・村松・純平・アラウージョ 等)のそうした意識のバランスがもっと有効にマッチすれば、この”早いサッカー”自体はここ数年の清水が失っていたサッカーなだけに、良いゲームができるようになるんじゃないのかな。 だって、”早いカウンター”を連発する・しようとすることが、感じられそして課題とできることすら無いような遅いサッカーしてたからねぇ。 なんにしても、今の清水に勝利という清涼剤が必要だったことは確かなので、この勝利は手放しで喜びたい。 中でも久保山のプレーについては、今回ばかりは絶賛します。 ジェフの最終ラインにミリノビッチ、茶野が不在だったこともあって、強いフィジカルコンタクトを求められるような場面は少なかったことがあり、久保山、北嶋については、きちんとボールが収まったことで、全体としてはパスミスの連発ではあったものの、そこを基点に攻めの形は作ることは出来ていた。 特に前記した久保山は、北嶋が落としたボールをうまくキープし、早いだけのリズムにワンクッション入れてボールを捌くことで、プレーメーカーとして非常に機能していた。 リズムの切り替えといった点においても、ワンタッチパスとボールキープを状況に応じて使い分け、最もバランスよく切り替えることが出来ているプレーぶりだったと思う。 比較してアラウージョは今ひとつだったかな。 また少しボールタッチが増えた感じで、そうした場面でミスをしてしまい、そこから市原のカウンターが始まるといったように、相手の狙いどころとされてしまったかもしれない。 セットプレー時のキック精度などの部分では”さすが”といった感じだけれど、ここ数試合と比べると見劣りするパフォーマンスだった。 また、この試合の注目株である村松についてだけど、彼は非常に良くやったと評価したい。 まぁ、まだまだフィジカル的な弱さはあるものの、攻撃の際はよくスペースに顔を出したし、チャンスも作れた。 この攻撃面については、杉山以上に良いプレーを見せているのではないかな。また、守備面でも伊東輝をカバーに回し、積極的に人に対してアタックにいけており、終盤スタミナ切れが起きるまでは、本当に良く走ったと思う。 浩太が戻ってきた時にはポジションが無いくらいのプレーを見せてやれ。 そして、真田。 さすがベテランです。 きちんとゲームを読んでのプレーはお見事。 これで、ナビスコはチャンスが広がったし、この後の試合にも、うまく繋げて戦って欲しい。 まだまだ、今シーズンは楽しめそうです。 課題 ・リード時のプレー ・速攻・遅攻のリズム切り替え 光明 ・リード時のプレー(光明でもある) ・セットプレー&リスタートからの得点 ・追加点が奪えた事 |